日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の3万8760円(+0.41%)前後で推移。寄り付きは3万8760円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8800円)にサヤ寄せする形から、買い優勢で始まった。現物の寄り付き時に3万8800円まで買われた後は膠着感が強まるなか、中盤にかけて3万8670円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、終盤にかけては寄り付き水準まで切り返しており、狭いレンジでの推移となった。
日経225先物は買い先行で始まったが、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8830円)を超えることはできず、その後軟化したもののショートを仕掛けてくる動きも限られ、75日移動平均線(3万8720円)を挟んだ狭いレンジ推移だった。24日の米国市場でエヌビディア<NVDA>などハイテク株が強い動きだった流れから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まった。ただし、東京エレクトロン <8035> [東証P]が下げに転じるなど、海外勢のフローが限られるなか、方向感をつかみづらくさせている。積極的にポジションを傾けてくる動きはなさそうである。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。一時14.11倍を付ける場面も見られたが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株がまちまちのなか、14.14倍で推移している200日線を上回ってくるまでは、NTショートを巻き戻す動きは期待しづらい。