ダウ平均 39069.59(+4.33 +0.01%)
S&P500 5304.72(+36.88 +0.70%)
ナスダック 16920.80(+184.77 +1.10%)
CME日経平均先物 38800(大証終比:+200 +0.52%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。前日のダウ平均は600ドル超下落し、1年超ぶりの最悪の1日となった。注目のエヌビディア<NVDA>の決算は好調で、市場もポジティブな反応を示したものの、予想外に強い米経済指標をきっかけにFRBの利下げへの期待がさらに後退し、エヌビディアの好決算を覆い隠してしまった。ただ、本日は明日からの連休を前に下げが一服していたようだ。IT・ハイテク株は買われ、ナスダックは大幅高となっていた。
「市場は連休前に一息つく傾向がある。今週のFOMC議事録がきっかけとなり、エヌビディアでさえも市場をポジティブな方向に集中させることはできなかった。実際、FOMC委員はインフレ抑制が進んでいないことへの懸念を表明していた」とのコメントも出ていた。
米大手証券は最初の米利下げ予想を従来の7月から9月に後退させた。「インフレは9月までにかなり改善されるだろうが、完璧とまでは言い難く、利下げの判断を難しくしている」と述べている。
今週はダウ平均が6週間ぶり、S&P500は5週間ぶりの陰線で終った。
なお、連休明け28日の取引分から、受け渡し決済がこれまでの約定日の翌々営業日(T-2)から翌営業日(T-1)に変更される。1日早くなる。金融機関や機関投資家のバックオフィスは混乱も警戒され、特に海外資金の場合、外国為替が絡むケースもある。為替のスポット取引は翌々営業日の決済で本日までの米株と同様。ただ、相場自体への影響は限定的と見られているようだ。
靴などアパレルメーカーのデッカーズ・アウトドア<DECK>が決算を受け時間外で大幅高。主力のHOKA、UGGブランドが予想以上に貢献した。
アパレル廉価販売のロス・ストアーズ<ROST>が決算を受け上昇。予想を上回る第2四半期の1株利益の見通しを示したほか、通期の1株利益の見通しも上方修正した。
クラウドによる給与計算など統合基幹業務システムを手掛けるワークデイ<WDAY>が決算を受け大幅安。通期のサブスクの売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている模様。
がん検査装置のガーダントヘルス<GH>が大幅高。大腸がんスクリーニング用血液検査「シールド」が、FDAの諮問委員会の支持を獲得したことが好感されている。
靴などアパレルメーカーのデッカーズ・アウトドア<DECK>が大幅高。前日引け後に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を大きく上回った。主力のHOKA、UGGブランドが予想以上に貢献した。
中小企業や金融機関向けの税務会計ソフトを手掛けるインテュイット<INTU>が決算を受け下落。第4四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。
バイオ医薬品のサミット・セラピューティクス<SMMT>が大幅安。提携先の中国のアケソ社との肺がん治療薬の臨床試験のデータが期待外れとみなされた。
重要情報の安全な破壊やシュレッダーなどの廃棄を手掛けるステリサイクル<SRCL>が大幅高。買収提案を受けて身売りの可能性を検討していると伝わった。
ワークデイ<WDAY> 220.91(-39.99 -15.33%)
ガーダントヘルス<GH> 25.52(+3.01 +13.37%)
ロス・ストアーズ<ROST> 142.13(+10.27 +7.79%)
インテュイット<INTU> 606.99(-55.27 -8.35%)
デッカーズ<DECK> 1032.90(+128.25 +14.18%)
サミット・セラピューティクス<SMMT> 3.38(-0.94 -21.76%)
ステリサイクル<SRCL> 51.65(+6.90 +15.42%)
アップル<AAPL> 189.98(+3.10 +1.66%)
マイクロソフト<MSFT> 430.16(+3.16 +0.74%)
アマゾン<AMZN> 180.75(-0.30 -0.17%)
アルファベットC<GOOG> 176.33(+1.27 +0.73%)
テスラ<TSLA> 179.24(+5.50 +3.17%)
メタ<META> 478.22(+12.44 +2.67%)
AMD<AMD> 166.36(+5.93 +3.70%)
エヌビディア<NVDA> 1064.69(+26.70 +2.57%)
イーライリリー<LLY> 807.43(-1.02 -0.13%)