日本時間23時に公表された5月のミシガン大消費者信頼感指数確報値は69.1と速報値の67.4から上方修正されたものの、インフレ期待は下方修正された。1年先のインフレ期待は3.3%、5-10年先は3.0%に下方修正されている。ただ、1年先のインフレ期待は4月の3.2%からは上昇。5-10年先は変わらず。
発表元のミシガン大は「消費者は2022年以降、インフレが大幅に緩和されたことは認識しているものの、かなりの割合が依然として物価高が生活に与える影響に言及している」と述べた。回答者の約10人に4人が物価高が生活水準を低下させていると答えたという。
今回の調査ではまた、回答者が労働市場への不安も募らせており、今後失業率が上昇し、所得の伸びが鈍化すると予想。また、FRBの利下げへの期待も後退。前回の利下げ予想は全体の37%であったのに対し、現在は4人に1人しか利下げを予想していない。
*ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(5月)23:00
結果 69.1
予想 67.4 速報 67.4
*1年先の期待インフレ
結果 3.3%
予想 3.4% 速報 3.5%
*5-10年先の期待インフレ
結果 3.0%
予想 3.1% 速報 3.1%