23日前引けの日経平均株価は前日比296円38銭高の3万8913円48銭。前場のプライム市場の売買高概算は8億120万株、売買代金概算は2兆2836億円。値上がり銘柄数は824、値下がり銘柄数は758、変わらずは66銘柄だった。
日経平均株価は反発。エヌビディア<NVDA>が好決算を発表したことを受け、半導体関連株を中心に買いが膨らんだ。日経平均株価は朝高後に一時上昇幅が縮小する場面があったが、売り一巡後は再び値を戻した。注目を集めたエヌビディア決算は市場予想を上回る結果となり、生成AIに絡む半導体需要の強さを再認識させた。ただ、4月30日~5月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録ではインフレに対する警戒感が示されたこともあり、全体相場の上値は抑えられた。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が高く、アドバンテスト<6857>やTOWA<6315>が値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>も買われた。日立製作所<6501>やソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>もしっかり。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>や三菱商事<8058>、三菱地所<8802>が安く、ENEOSホールディングス<5020>や住友金属鉱山<5713>も軟調だった。