22日の米株式市場では、NYダウが前日比201.95ドル安の3万9671.04ドルと反落。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、参加者からインフレに対する警戒感が示された。総じてタカ派的な内容と受け止められ、株式相場の重荷となった。取引終了後にエヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、様子見ムードも強まった。エヌビディアは時間外取引で上昇している。
スリーエム<MMM>やダウ<DOW>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が売られ、ホーム・デポ<HD>やシェブロン<CVX>が軟調推移。ターゲット<TGT>とトール・ブラザーズ<TOL>が急落し、モディーン・マニュファクチャリング<MOD>が安い。半面、ボーイング<BA>とジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>がしっかり。ファイザー<PFE>とTJX<TJX>が水準を切り上げた。
ナスダック総合株価指数は31.080ポイント安の1万6801.544と3日ぶりに反落した。テスラ<TSLA>が下落し、アップル<AAPL>とアルファベット<GOOG>が冴えない展開。ルルレモン・アスレティカ<LULU>とベントレー・システムズ<BSY>が大幅安となった。一方、マイクロソフト<MSFT>やメタ・プラットフォームズ<META>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が底堅く、アナログ・デバイセズ<ADI>とファースト・ソーラー<FSLR>が急伸した。