ダウ平均 39671.04(-201.95 -0.51%)
S&P500 5307.01(-14.40 -0.27%)
ナスダック 16801.54(-31.09 -0.18%)
CME日経平均先物 38645(大証終比:+25 +0.06%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。前半は今年の株高を維持できるか、引け後のエヌビディア<NVDA>の決算待ちの雰囲気が強まり、前半は小動きが続いていたが、午後になって発表されたFOMC議事録を受けて戻り売りの反応が強まった。ダウ平均は一時300ドル超下落。
議事録では「政策金利をより長期に高水準での維持が望ましい」との見解で一致していたほか、様々な参加者が必要なら追加引き締めに前向きになっていることが明らかとなった。
前回FOMC後のパウエルFRB議長の会見では利上げに否定的な見解が示されていたが、それらと比べると若干タカ派な印象も広がった模様。一部からは「今回の議事録はデータが今後の金融政策の動向を決定するというシナリオを裏付けた」との指摘が出ていた。全体的に想定範囲内の内容ではあったものの、手掛かり材料に乏しい中で敏感に反応していた模様。
一部からは「株価が最高値を更新している中、現在の水準以上に株価が上昇するためには、ゴルディロックス的な経済データ、FRBのタカ派サプライズの不在、安定した利回り、小売企業の好業績、エヌビディアの堅実なガイダンスが必要だ」との声も出ていた。
総合ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け下落。先週発表のウォルマート<WMT>などの競合他社のガイダンスに比べて見劣りしていた点が失望感に繋がっている模様。
ヨガウエアメーカーのルルレモン・アスレティカ<LULU>が下落。前日引け後に組織改革を発表し、チョウ最高プロダクト責任者(CPO)が退社することを明らかにした。今回の組織変更が不評なようだ。
インフラ向けソフトウェア開発のベントレー・システムズ<BSY>が下落。フランスの電力設備メーカー、シュナイダーエレクトリック社との買収協議が双方の合意により打ち切られたと発表した。
空調機器のモーディン・マニュファクチャリング<MOD>が決算を受け下落。売上高が予想を下回ったほか、通期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
アパレルの廉価販売を手掛けるTJX<TJX>が決算を受け上昇。通期の1株利益の見通しを上方修正している。販管費の減少と税負担の低下が利益を押し上げた。
高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算を受け下落。好調な決算ではあったものの、株価が大きく上昇した後の利益確定売りの可能性があるとの指摘も出ていた。
ファイザー<PFE>が上昇。売上原価を削減するための複数年に渡るプログラムを開始し、人員削減と実効の費用として17億ドルの一時費用を見込んでいると発表した。
太陽光パネルのファースト・ソーラー<FSLR>が大幅高。アナリストが同社の目標株価を195ドルから219ドルに引き上げた。ただ、現行水準よりは低い。
アナログおよびデジタル信号処理用の半導体を手掛けるアナログ・デバイセズ<ADI>が決算を受け上昇。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益および売上高の見通しを示した。
ターゲット<TGT> 143.27(-12.51 -8.03%)
ルルレモン<LULU> 299.63(-23.35 -7.23%)
ベントレー<BSY> 53.25(-3.47 -6.12%)
モーディン<MOD> 96.75(-4.72 -4.65%)
TJX<TJX> 101.12(+3.42 +3.50%)
トール・ブラザーズ<TOL> 119.20(-11.02 -8.46%)
ファイザー<PFE> 29.60(+1.04 +3.64%)
ファースト・ソーラー<FSLR> 251.75(+39.64 +18.69%)
アナログ・デバイセズ<ADI> 240.16(+23.52 +10.86%)
アップル<AAPL> 190.90(-1.45 -0.75%)
マイクロソフト<MSFT> 430.52(+1.48 +0.34%)
アマゾン<AMZN> 183.13(-0.02 -0.01%)
アルファベットC<GOOG> 178.00(-1.54 -0.86%)
テスラ<TSLA> 180.11(-6.49 -3.48%)
メタ<META> 467.78(+3.15 +0.68%)
AMD<AMD> 165.52(+0.86 +0.52%)
エヌビディア<NVDA> 949.50(-4.36 -0.46%)
イーライリリー<LLY> 802.91(-0.26 -0.03%)