アジア株 台湾TSMCは上場来高値、エヌビディア決算への期待 上海株は小動き、米中関係悪化や元安進行を懸念

アジア株 台湾TSMCは上場来高値、エヌビディア決算への期待 上海株は小動き、米中関係悪化や元安進行を懸念

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19258.96(+38.34 +0.20%)
中国上海総合指数 3158.48(+0.51 +0.02%)
台湾加権指数 21560.07(+323.32 +1.52%)
韓国総合株価指数 2724.27(+0.09 +0.00%)
豪ASX200指数 7850.60(-1.07 -0.01%)
インドSENSEX30種 74090.31(+137.00 +0.19%)

アジア株はまちまち。

台湾株は大幅高、史上最高値をつけている。TSMCが2.6%上昇、上場来高値を更新している。きょうの米エヌビディア決算への期待が高まっているもよう。鴻海精密工業や華碩電脳、台達電子、宏碁、広達電脳、和碩聯合科技などほかのハイテク関連も上昇している。

香港株は反発も上値は重い、きょうの米FOMC議事録を前に様子見ムードが広がっている。レノボは12%超高、米モルガンスタンレーが目標株価を引き上げたことが好感されている。電気自動車(EV)メーカーの理想汽車は2.2%高と反発。第1四半期決算の純利益が予想を大きく下回ったことが懸念されきのうは一時19%近く急落した。
CG SERVICESや中国海外発展など不動産株の一角も上昇、中国政府の不動産支援策が引き続き好感されている。相次ぐ支援策を受け北京や上海など大都市で物件問い合わせが急増しているという。

上海株は前営業日終値付近で推移、台湾情勢を巡り米国との関係悪化が警戒されているほか元安進行も懸念されている。中国人民銀行は22日、元の中心レートを2月末以来となるドル高・元安方向に設定した。オフショア人民元は対ドルで3週間ぶり安値をつけている。