外為サマリー:156円40銭台で推移、米早期利下げに慎重発言でドル買い優勢

21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円43銭前後と前日午後5時時点に比べ70銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=169円90銭前後と同50銭強のユーロ高・円安で推移している。

ドル円は、午前8時時点では156円20銭前後で推移していたが、ドル買い・円売りが優勢で156円40銭台へ値を上げた。前日の米国でバー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が「金融政策を緩和するためには必要な証拠が不足している」と述べるなど、複数のFRB高官が早期利下げに慎重な姿勢を示した。これを受け、米長期金利が上昇しドルが上昇した流れが東京市場でも続いている。市場では、22日に発表される4月30日~5月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録も関心を集めており、足もとではドルの上値を試す動きとなっている。

ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0861ドル前後と同0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。