20日の米株式市場の概況、NYダウ反落も半導体株買われナスダック最高値

20日の米株式市場で、NYダウは前週末比196.82ドル安の3万9806.77ドルと反落した。4万ドルの大台に乗せて終了した達成感から主力株に利益確定目的の売りが出た。JPモルガン<JPM>が大きく水準を切り下げたことも重荷となった。一方、エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株は堅調に推移し、ナスダック総合株価指数は過去最高値を更新した。

JPモルガンのほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やシスコ・システムズ<CSCO>、ホーム・デポ<HD>が軟調推移。ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やマクドナルド<MCD>、トラベラーズ<TRV>が下落した。半面、キャタピラー<CAT>とボーイング<BA>がしっかり。ジョンソンコントロールズインターナショナル<JCI>が買われ、インストラクチャー・ホールディングス<INST>とヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が大幅高となった。

ナスダック総合株価指数は108.908ポイント高の1万6794.874と3日ぶりに反発した。エヌビディアに加え、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やマイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。マイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>、アルファベット<GOOG>が水準を切り上げ、ウィックス・ドット・コム<WIX>とネクストディケード<NEXT>が急伸した。一方、テスラ<TSLA>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>、メタ・プラットフォームズ<META>が冴えない展開となり、ジャガー・ヘルス<JAGX>が売られた。