外為サマリー:155円80銭台で推移、株高やゴトー日需要がドルの支え

20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円87銭前後と前週末の午後5時時点に比べて6銭程度のドル高・円安となっている。

17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円65銭前後と前日に比べて25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。低調な米経済指標を受けて一時155円25銭まで軟化したが、米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を手掛かりに切り返した。

この日の東京市場のドル円相場はしっかりとした展開で、155円80銭台での推移となっている。日経平均株価が朝安後に上げに転じていることで投資家のリスク選好姿勢が強まっているほか、きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)とあって国内輸入企業などのドル需要が意識されやすいことがドルの支えとなっているもよう。ただ、日本時間今晩にはバーFRB副議長やウォラーFRB理事、ジェファーソンFRB副議長の講演が予定されていることから模様眺めムードが広がりやすくなっている。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0875ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円51銭前後と同30銭強のユーロ高・円安で推移している。