15日の米株式市場の概況、CPI予想下振れでNYダウ最高値更新

15日の米株式市場では、NYダウが前日比349.89ドル高の3万9908.00ドルと続伸し、最高値を更新した。4月の米消費者物価指数(CPI)は前月比プラス0.3%となり、市場予想を下回った。インフレが鈍化傾向にあるとの見方から米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が強まり、米金利が低下して主力株への買いを誘う格好となった。

ホーム・デポ<HD>やメルク<MRK>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が上昇。セールスフォース<CRM>やアムジェン<AMGN>、イーライ・リリー<LLY>が高く、デル・テクノロジーズ<DELL>が急伸した。一方、ボーイング<BA>とウォルト・ディズニー<DIS>が軟調推移。ゲームストップ<GME>とAMCエンターテインメント・ホールディングス<AMC>が大幅安となった。

ナスダック総合株価指数は231.210ポイント高の1万6742.390と3日続伸し、最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が買われ、メタ・プラットフォームズ<META>とマイクロソフト<MSFT>、アップル<AAPL>が堅調。グッドRxホールディングス<GDRX>が水準を切り上げ、ペットコ・ヘルス・アンド・ウェルネス<WOOF>とアーキュティス・バイオセラピューティクス<ARQT>が急伸した。半面、アマゾン・ドット・コム<AMZN>とテスラ<TSLA>が冴えない展開となり、インフィネラ<INFN>とDローカル<DLO>が大幅安となった。