外為サマリー:156円30銭台に軟化、米CPIの発表など控え模様眺め

15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円39銭前後と前日の午後5時時点に比べて6銭程度のドル安・円高となっている。

14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円42銭前後と前日に比べて20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米4月卸売物価指数(PPI)の予想上振れに反応して一時156円70銭台に上伸したが、3月分が下方修正されたことからドルの上値は重かった。

この日の東京市場のドル円相場は、日本時間今晩に米4月消費者物価指数(CPI)と米4月小売売上高の発表を控えていることから模様眺めムードのなかでスタートした。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業などのドル需要が意識されやすく、午前9時00分ごろには156円56銭まで強含む場面もあったが、一段と上値を追う勢いには乏しく午前9時50分ごろには156円30銭台に軟化した。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0817ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円16銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安で推移している。