14日の米株式市場の概況、NYダウ反発 米CPI公表控え持ち高調整

14日の米株式市場では、NYダウが前日比126.60ドル高の3万9558.11ドルと反発した。

4月の米生産者物価指数は市場予想を上回る伸びとなったが、3月分については下方修正され、強弱入り交じる結果となった。15日に4月の米消費者物価指数の公表を控え、持ち高調整目的の買いが入り全体相場を支援した。ミーム株への資金流入が続いたほか、半導体関連への買いも目立ち、ナスダック総合株価指数は最高値を更新した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、政策金利を高い水準で維持する必要性について言及したことは、株式相場には重荷となった。

JPモルガン・チェース<JPM>やボーイング<BA>が上昇。オラクル<ORCL>が堅調に推移し、ゲームストップ<GME>とAMCエンターテインメント・ホールディングス<AMC>が続騰。ペイセーフ<PSFE>とスマート・レント<SMRT>が大幅高となった。半面、ウォルマート<WMT>とコカ・コーラ<KO>が冴えない展開だった。

ナスダック総合株価指数は122.942ポイント高の1万6511.180と続伸した。アップル<AAPL>とマイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>がしっかり。エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が高く、テスラ<TSLA>が水準を切り上げたほか、ハロー・ヘルス<HROW>が急伸した。一方、パラマウント・グローバル<PARA>は大幅安。ストーンコー<STNE>が売られた。