日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の3万8260円(+0.05%)前後で推移。寄り付きは3万8240円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8195円)を上回り、前日比変わらずで始まった。その後は3万8020円~3万8200円辺りでの保ち合いを継続するなか、中盤にかけてレンジを下放れ、一時3万7970円まで売られる場面も見られた。ただし、3万8000円近辺での底堅さが意識されるなか押し目待ち狙いのロングが入り、終盤にかけてプラス圏を回復している。
前週末に米半導体株が買われたほか、決算発表後の動向が注目された東京エレクトロン <8035> [東証P]は寄り付き後に強含む場面が見られた。東エレクがその後下落に転じるなか、中盤にかけてショート優勢の流れとなった。ただし、引き続き3万8000円近辺では押し目狙いのロングが入りやすく、終盤にかけてショートカバーを誘う形になったようだ。75日移動平均線が抵抗線として意識されるなか、オプション権利価格の3万8000円から3万8375円辺りでの狭いレンジ取引になりそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍と横ばいで推移している。小動きであるが、一時13.98倍に低下する場面も見られ、2日に付けた13.95倍に接近しており、方向性としてはNTショートが入りやすい需給状況だろう。