東京株式(寄り付き)=買い先行、円安進行がポジティブ材料に

17日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比231円高の3万5850円と反発。

前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもFRB高官のタカ派的発言を受けて米長期金利が上昇し、これを嫌気してNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続落となった。東京市場でもリスク回避の流れが波及しやすい場面だが、外国為替市場で急速に円安が進んでいることが、輸出セクターを中心に株価に浮揚力を与えている。新NISA導入に伴う個人投資家の投資資金流入や、それを見込んだ海外機関投資家の買いなどが全体相場を支えている。ただ、日経平均は前日に7日ぶりに反落したとはいえ依然として高値警戒感があり、取引時間中に不安定な値動きとなるケースも考えられる。