17日の米株式市場の概況、米景気の底堅さ意識しNYダウ5日ぶり反発

17日の米株式市場では、NYダウが前週末比188.94ドル高の3万8778.10ドルと5日ぶりに反発した。6月のニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を上回り、米景気の底堅さが意識された。政治情勢を巡る懸念が広がっているフランスの株価指数が上昇したことも、投資家心理にはプラスとなった。

ウォルト・ディズニー<DIS>やナイキ<NKE>が上昇し、ハネウェル・インターナショナル<HON>やアメリカン・エキスプレス<AXP>、ホーム・デポ<HD>がしっかり。ボーイング<BA>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>が高く、アーロンズ<AAN>が急伸した。半面、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やメルク<MRK>が冴えない展開となり、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>とスリーエム<MMM>が小安い。

ナスダック総合株価指数は168.138ポイント高の1万7857.020と6日続伸し、連日で最高値を更新した。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>が堅調推移。ブロードコム<AVGO>とマイクロンテクノロジー<MU>、テスラ<TSLA>が水準を切り上げ、オートデスク<ADSK>が大幅高となった。一方、エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が下落し、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が軟調。エアロヴェイト・セラピューティクス<AVTE>が売られた。