<マ-ケット日報> 2020年12月2日

 2日の市場は日経平均が小幅続伸。終値は前日比13円高の2万6800円で、1991年4月以来の高値となった。前日の米株高を好感して序盤は買いが先行。その後は高値警戒感から一時マイナス圏に押される場面があったが、新型コロナのワクチン開発期待が依然として強く、後場からは再びプラス圏へと押し戻している。徐々に2万7000円へ向けた態勢が整いつつあるようだ。

 昨日の米国市場は新型コロナワクチンの実用が月内に行われることを受けてダウ平均が反発した。米国ではワクチンの接種が今月中にも実施されることが決定。景気敏感株中心に買いが入り上げ幅は一時400ドルを超える場面まであった。FRBの低金利政策の長期化観測もあり主力ハイテク株にも資金が流入している。指数ではナスダックとS&P500種が揃って過去最高値を更新。上げ基調はまだまだ続きそうである。

 さて、東京市場は海外株高や円安などを追い風に本日も買い優勢の展開となった。これまでの急ピッチな上昇で高値警戒感も強いが、それを凌ぐだけの買い意欲があり、わずかな押しでも買いが入ってくる図式が続いている。最近は東証2部やマザース、ジャスダックなどの新興市場も持ち直しの動きにあり、各方面でじわりと水準訂正が始まっている。12月相場は始まったばかりだが、年末高に向けて内容的にも整いつつあるようだ。(ストック・データバンク 編集部)